関東はどう見ても入梅している。ただし、気象庁の判断では走りと認定されているようだ。確かに梅雨入り宣言を出したあとに長い晴天期間があったこともあるので難しい。
気象は連続的なものであり、季節の切れ目があるわけではない。あくまでも人為的に分節しているに過ぎない。春はいつからいつまでというのは暦というものさしに当てはめたもので実態とは異なる。
梅雨が季節なのかどうかも議論されるべきだ。四季という区分では梅雨はその下位区分だ。だが、生活にもたらす影響からすればもっと大きな存在でもある。
時間をどう捉えるのかは恣意的であることを梅雨入り宣言の季節にはいつも考えさせられる。