駅に隣接する100円ショップの入り口に燕が入ってくるかもしれないので注意してほしいという内容の注意書きがあった。近くに巣を作った親鳥が迷い込むことがあるらしい。すぐに出ていくので待ってくださいともある。
燕は遥か南方から渡って来るという。小さく細い体躯からどうしてそのようなパワーが生まれるのか謎だ。さらに敢えて人間の出入りの多い場所をなぜすみかとするのか。それも不思議なものだ。燕は多くの虫を捕食するから人間にとっては都合がよい鳥だ。燕自体は食材にはならないから、燕は人から襲われない。共生が成り立つ条件が揃っているからこのような関係ができたのだろうか。
燕が家屋などを営巣地とするには長い歴史が前提になっているはずだ。その流れを尊いものだと考える。