絵を読む

 絵画に込められた意味を考えることは大切であり、また危険でもあると考えている。楽しみであるが、それを壊すことにも繋がる。

 絵画にはそれを描いた人の、あるいは時代の影響が色濃く現れるという。いわゆる美術評論家の語る解説は魅力的だ。いくつかの評論集を読んで知らなかったことを知り、絵をみる楽しみが増えた。

 ただ、生半可な態度でこの知識を使うと絵が見えなくなってしまう。知識を前提に絵を見ることで生の感動や疑問を持つことが阻害される。決まった角度からしか作品が見えなくなってしまう可能性がある。

 絵を楽しむための知識と、楽しめなくする鑑賞態度のバランスが大切であると痛感する。

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