近隣の考古学資料を主に展示している小さな博物館に行ってきた。市が開設したもので入場料は無料である。展示によるとこの地域はかなり古くから住居遺跡があり、それが重層的に発掘されているというのだ。人間が生活するのには恵まれた地形であることになる。
その地形だが過去の史料から見ると時代ごとにおおきく変わっていることがわかる。かつては河川の流域の変遷が地形を変えていたが、近代に入ってからは宅地造成や区画整備などでおおきく地形が変化していることが分かった。いま見る姿がそのまま過去に遡れないことを知ったのである。
歴史を考えるとき、いろいろな考証は必要だが、大前提としての地形の変化を考慮に入れなくてはならないことを痛感した。現在の風景もこの先さらに変化していくに違いない。
