誰もいない学校

 新型肺炎の感染に関する脅威は日々高まりつつあります。多くは過剰反応であると思うのですがあまりに世情が動くと虚も実になっていきます。

 感染が広まって様々な日常生活に支障が出たと仮定してみます。いわば思考実験です。外出が制限され、多くの企業が社員の出勤を制限し始めると、学校も閉じざるを得なくなります。これまでなら単なる休みになってしまうのですが、いまはネットで授業はできます。動画も交えた授業を行う学校もきっと現れるでしょう。

 感染が収まった後に授業はネットでもできるという実績が様々な変化をもたらします。これまで紙面で行ってきた資料配布やテストをネットで行う授業が残ることになるかもしれません。検索すれば答えが出るような問題やクラスメートの答案のコピーでは評価れない問題が出されるようになります。

 一方で授業ごとにある教員の雑談はなくなり、効率的で無駄のない授業になるはずです。誰がやっても変わらない授業が展開されます。残念ながら味わいは同時になくなります。

 などと考えているうちに時間になりました。

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