アドラー心理学の入門書のようなものを読んで、人生は考え方次第でかなり変わったものになると実感しています。
人生を過去と現在、そして未来へと続く因果関係でとらえると、1回の出来事がその後にいつまでも影響し続けることになります。未来はすでに方向づけられており気づいたときには修正不可能になっているということです。これらは昔からすり込まれたものの考え方です。
しかし、これも考え方次第でまったく違ってきます。実は未来に何が起きるのかは誰にも分からず、過去の行為によって決定づけられているとはいえない。いまを生きることに集中すればとらわれたものの見方から解放されるというのです。
真実がいかなるものか分かりませんが、少なくとも見方を変えると世界は別のものになる。考え方の枠組みの変化がもたらす影響は大きいということは分かります。哲学を学ぶ重要性はこんなところにあるのでしょう。