台風の情報の中に移動速度がありますが、「停滞」と「ゆっくり」という数字以外の情報がでるとはたと思考が止まります。「停滞」とは全く動かないことなのか、そもそも全く移動がないということはあり得るのか、「ゆっくり」とは何を基準にしているのかといった疑問です。
気象庁の用語解説によると、「停滞」とは速度が時速5ノット(約9キロメートル)以下で進路が安定していない場合に用い、進路が一定している時は「ゆっくり」と表現するといいます。時速9キロだとしても、1日では216キロも進んでしまうことになります。216キロは東京から静岡県の西部辺りまでの距離であり「ゆっくり」でもずいぶん進むことが分かるのです。
これから大きな台風が近づいてくると予報されています。速度についても関心をもっていかなくてはならないと感じています。