当たり前の話ですが写真の中の人物はすでに過去の姿です。そして現在の姿との差を感じさせるものといえます。
グーグルフォトサービスでは勝手に同一人物と思われる写真を集めてくれます。恐らくコンピュータの処理の結果なのでしょうが結構あたっていて興味深いものです。自分の写っている写真も当然ながらその中にはあって、何枚もある自分の写真が時系列ごとに並んでいるといろいろ考えさせられます。私もどんどん変わっていっているのだと。
生物学的には細胞は生滅を繰り返し、決して固定的なものはなく変わり続けているということです。私という人間さえ実は常に変化を続けているので、写真に写っている自分は今の自分とは別の存在であるといえなくもないのです。そういうことを考えさせてくれるのが写真の役割なのでしょう。