渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで行われている「みんなのミュシャ展」を観てきました。伝統的な絵画の方法を習得したミュシャがポップアートの世界を切り拓いていく過程や、その影響を受けたアーティストたちの作品が転じされていました。
輪郭線をはっきりと描く方法は日本の浮世絵などの影響があったようです。そのミュシャの作品のモチーフは、逆に日本の画壇に影響を与えました。展示されていたのは文芸雑誌の表紙絵でしたが、それ以外でも様々な局面で影響があったようです。
ロックミュージシャンがミュシャ風の絵をレコードジャケットに用い、日本ではファンタジー系のアニメや映画のキャラクターデザインに用いられています。ミュシャの伝統はいまなお続いていることになります。