京都で起きた放火事件がアニメーションの製作現場であることと、放火犯容疑者が犯行理由として述べていることとの関係とが気になります。報道されている内容によれば容疑者は幼少期から恵まれない環境にあり、犯行歴もあったとのことです。さらに友人も少なく精神的にも満たされていなかったことが想像されます。
身柄確保のときに自分の作品が盗用されたと述べていたとの証言もあります。これまでの報道では容疑者が小説などを投稿した形跡はなく、これは偽証と考えられています。そもそもアニメの制作現場を襲うこと自体が犯行目的とは一致せず、つじつまが合いません。
それでもなぜ京都アニメーションが狙われたのか。どうして自分の作品が盗用されたと思うに至ったのか。などの点は解明すべきだと思います。先日の川崎市の通り魔殺人でも犯人が死んでしまったために真相が分からなくなっています。悲惨な事件が繰り返されないための対策は必要です。