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能登半島地震

 元日から大きな天災が起きてしまった。能登半島地震と命名された地震は最大震度7であり、震源地付近はかなりの被害が出ているらしい。また浅い地震であったためか津波も発生し、現時点でも警報が出たままだ。

 私は富山に親戚や友人を多く持ち、その方々の安否が気遣われる。通常、あまり地震がない地域のため精神的な動揺がないか心配だ。まだ余震が続く気配があり油断ならない。関東に住む私から言えるのは、少し不安でも数日を過ごせばなんとかなる。心配し過ぎてはならないということだ。

 ただこの時期に停電や断水が起きるのは北陸にとってはかなり辛い。まずは防災のための様々な豆知識を提供すべきだろう。詳しい方はソーシャルメディアに載せてほしい。私が知っているのは、スマホや懐中電灯の光を水の入ったペットボトルを通すと乱反射して明るく感じるというくらいだ。ロウソクは危険だから止めたほうがいい。余震はいつ来るのか分からない。風呂に水を張り、捨てないでおくことも、東日本大震災でやったことだ。停電時に水道が使えなくなりトイレが流せなくなったときに備えたものだった。

 ラジオは心強い情報源だ。それを動かすための電池はあるだろうか。

 海岸付近に家のあった知人が心配だ。報じられている津波の程度なら大丈夫かと思うが、数十センチの津波でも人の自由は簡単に奪われるのが津波の威力だ。絶対に海や川を見に行かないでほしい。釣り好きの知人が海に誘われていないか不安でならない。

地震なき津波

 本日(10月9日)の5時25分ごろ、鳥島近海を震源とすると想定される地震が発生し、津波注意報が発令された。気象庁の発表によると7時17分に八丈島八重根で60㎝の潮位変動を観測している。津波を観測したのは高知県の室戸岬や、鹿児島県の種子島にも及んだ。

 この地震は不思議なことに震度1以上の観測がなされておらず、マグニチュードも発表されなかった。これまでの地震と津波の関係とは別の概念でとらえなくてはならないようである。一部の専門家は海底での地殻変動か火山活動が影響しているのではという。現在関東や小笠原地域はまとまった雨が降っており、空撮からの確認は難しい状況だ。

 鳥島近海で今月に入ってから何度か地震を観測しており、5日の11:00にはマグニチュード6.6の地震が発生した。その時も津波注意報が出ていた。今回はそれより小さな地震でありながら、津波が広範囲で観測された。津波は数十センチであっても強大な力を持っており、人々の自由を奪うものらしい。通常はこうした地震は発生してから1週間は警戒期間だというが、今回は構造が分かっていないためより長期の注意がいるらしい。果たして南の海で何が起きているのだろうか。