日本郵便は定型内の封書の最低料金を110円に値上げすることを発表した。はがきも85円になるという。最近は手紙を出す機会が減ったが、やはり大切なやり取りは紙で行っている。値上げは様々な面に影響を及ぼす可能性が高い。
実際に手紙を出そうとするとまず切手の販売がコンビニエンスストアなどで行われているから、そこまではよい。ところが投函できるポストが十分になく、それが躊躇の材料になる。また収集の回数も減っており、最終の収集時間が夕刻である場合、帰宅時に投函すると翌日に郵便局に行くことになってしまう。
要件だけ伝えるのなら電子メールの方が何かと便利だ。同時に何通も出せるし、かさばらず紛失もしにくい。検索可能なのもいい。ただ手紙の質料には代えがたい価値がある。それだけしかないというモノとしての価値を感じられるのは手紙のいいところだ。
あるメッセージのためにいろいろなものを総動員して書き上げる手紙の大切さを忘れないようにしたい。
