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若葉のグラデーション

 絵心は皆無だが是非描きたいと思うのがいまごろの木々の若葉である。実に繊細で複雑だ。すべてが異なりながら、どれも同じような形をしている。

木の絵を描きたい

 水彩でも油彩でも入門書を立ち読みすると、こうした木々の描き方の指南がある。その通りに真似てみるとなるほどそれらしい絵になりそうだ。ただ、これは木を描いたのではない。木を見て森を見ず、という言葉があるが木さえ見ないで木を描くということになる。

 しかし、本当に見たままの木を描くことはかなり大変なことだ。一つ一つ違う葉の有様をどのように描こう。描きながら刻々と変わる自分の感情をどう制御すればいいのだろうか。

 それでもいつかは自分の目で木を描くことを夢見ている。恐らく、他人が見たら何の絵か分からないものになるかもしれない。ただ、ゴッホの糸杉のように、それがどうであったかより、どう見えたのかの方が大切なのだろう。

 若葉のグラデーションを描くことを目標に加えることにしたい。

5月

 連休の谷間ではっきりとしないが今日から年度の2つ目の月が始まる。今朝は入り込んだ寒気のせいで肌寒く、午後は暖かくなるかわりに雷雨になりやすいという。

 5月といえばやるべきことが少しずつ軌道に乗り始める頃だ。また、うまく行かないことは何かが見え始めるときでもある。これが過剰に感知されると気持ちがくじけやすくなる。

 うまくいく方が奇跡であり、大体は成功も失敗も同時に起こるものと考える方が当たっている。ついていると思うときは、その裏にある多くの不運に気づいていない。逆もまた真なのである。

 行き詰まったときは木々の新緑を見よう。5月はそれには最適な季節だ。植物の生命力を感じて自分の糧にしてみよう。

逆張り

 株式投資などで値下がり局面で敢えて購入し、値上がりしてから売却するという手法がある。まさにピンチをチャンスに変えてしまうたくましい手段だ。

 この方法の大前提として、値下がりしたものは将来必ず値を上げるという期待がある。下降したまま消滅することはないという了解だ。これは資本主義社会に対する信頼が容易には崩れないことを経験的に知っているからだ。

 現今の社会情勢は極めて厳しい下げの局面にある。そして、相当の恐怖感を伴って迫っている。同時にこのまま社会が消滅すると考えている人はいない。必ず上昇局面に転じると信じている。だから、いまは慌てずに次の局面で何をするのかを学ぶべきなのだろう。それが許される状況にあることを喜ぶべきだ。

目標設定

 今年やるべきことの一つが目標設定からは始めるということです。いままでは降りかかってきた状況に対処することばかりをしていました。今年こそは目標を決めてから実行するという習慣をつけていこうと考えています。

 もちろんすべてを目標志向型にするつもりはありません。やっているうちに形を成してくることもたくさんあります。とくに創造的なことに関しては目標はない方がうまくいきます。ただ、私の仕事の大半は目標を実現していくことの方にある単純な仕事なのです。この方面には目標達成を意識できる方がいい。そのためにも業務の単純化をすすめたいと考えています。

 まずは授業をするためのノートづくりを変えていきます。これまでは教える内容を中心にしていましたが、これからは教える手段、方法を中心にメモしていきます。それが実際の授業では役に立つのですから。授業の目的は教えることではなく生徒に考えさせることだという目標を設定するとノートづくりも変わってくるのです。

 次に会議資料作成の方法も目的を明示したものにしていこうと思います。何をやるかを決める前に何を目標にするのかを提示すれば方向性も早く決まります。方向性が決まらずに迷走するよりも時間の効率が上がります。

 他にもいろいろとやるべきことがありますが、まずは身近なところから始めてみたいと思います。