週間天気予報によれば東京は3月22日からしばらく雨の予報が続いている。いわゆる菜種梅雨のような気圧配置になることが原因らしい。しかも、今回は雨量が多いかの知れないとの予報もある。
気候変動の影響は様々な面に現れている。今回はフィリピン沖の高気圧帯が梅雨時と同じくらい強いようでそれが多雨予測の根拠になっているらしい。菜種どころではない本格的な降雨もあるかもしれないというのだ。
天候に関しては過去の経験だけに依存することはできない。今年も何が起こるかもしれないことを覚悟すべきなのだろう。
日々の思いを言葉にして
タグ: 気象
強い寒気が南下し日本海側は強い風雪が起きているという。ニュースでは日本海にJPCZが発生していると言っている。あらたな気象用語だ。
Japan sea Pola air mass Convergence Zoneの略称で日本海寒帯気団収束帯と訳されている。シベリアから南下した寒気がいったん朝鮮半島北部の長白山脈で分断され、それが日本海上で再度ぶつかり合うときに、低気圧のような渦が発生しやすく、それが日本列島に風雪をもたらすのだという。
この季節の天気予報で紹介される雲の映像をみると、確かに大陸から筋状の雲が幾つも並び、それが日本海の真ん中あたりでぶつかり合って帯状の雲ができていることが分かる。
JPCZという気象現象は大昔から繰り返されていたが、この名称で聴くのは最近のことのように感じる。特にアルファベットの略称は一般的には普及していなかった。それを最近のニュースでは盛んに使いだしているのは何らかの意味があるのだろうか。
この用語は1980年代には生まれていたようだが、一般に知られるようになったのは10年前くらいで、メディアが一般向けに使いだしたのはここ数年であると感じている。専門用語が一般向けに使われ、一種の刺激的な警戒情報の材料に加わったのだと考えらえる。最近の気象情報には「記録的」とか「50年に一度」とか刺激的な用語で警戒を呼び掛けることが増えている。JPCZというよくわからないがなんとなく恐ろしい用語を持ち出したのもその流れかもしれない。
ただ、この用語はやはり何のことか分かりにくい。「日本海の雪雲の帯」とか「吹雪の素」「吹雪の道」とか分かりやすい和訳をした方がいいのかも知れない。現れないに越したことはないが。
世界共通の課題として気候変動への対策がある。COP27と呼ばれる国際会議では具体的な対策の実現のために、いわゆる南北問題をどのように克服するのかが話し合われる。
気候変動の原因が人間の活動によるものとすれば、先進国が悪影響のかなりの部分をもたらしていることになる。地域的な公害と異なり、その影響は地球規模であり、風水害や海面上昇などの害はむしろ発展途上国で顕著だ。豊かな生活を送るために大量の二酸化炭素なり有害物質なりを出している先進国のために途上国は生命の危機に瀕している。
被害の補償として先進国が援助を行うべきだという議論はなされても、一向に実行されない。様々な利権が絡むため身動きがとれないのだろう。
生産活動を抑え、経済成長はしないという選択肢もある。それで満足ができるならば一番いいのだろう。実際にはこれが難しい。私たちは今よりいい状態になることを志す本能がある。
気候変動対策は人間社会の袋小路を出現させそれをどうしたら乗り越えられるのかを何者かに試されている気さえする。
個人的な問題を書いておく。前回もそうだったが台風が接近するとどうも体調がおかしくなる。そして夜眠れなくなる現象がある。これはおそらく心身両面に何らかの影響があるからであると勝手に判断している。
実際の台風はまだ日本の南海上にあり、沖縄に近づきつつある。住まいからはかなり遠い。昨日は陽射がありかなり暑かったが、ときおり大きな雲が通り過ぎた。しかし、まだ悪天候といえるものではなかった。にもかかわらず、軽い頭痛と、抑えられていた秋花粉への反応などが起き、少々つらい一日だったのだ。
これがよく言う気象痛なのかは分からない。過去にもそういう事例を多く経験しているので、あるいはその例に当てはまるのかもしれない。気圧の変化などが関係しているという。ただそれにはまだ原因となる低気圧(台風)が遠すぎる気もしている。
もう一つはいつか前も使ったしゃれだが、「気のせい」が原因かもしれない。つまり精神的な要因で一種の思い込みだ。台風が来ると体調が崩れるという過去の経験が何度か続いたため、それが偶然の重なりであっても因果関係を考えるようになってしまったということである。おかしな話だが、こうした条件反射は存在するらしい。
さしあたって今日はほとんどよく眠れなかった夜を超えて一日をどう過ごすかだ。世の中は連休というが私は仕事がある。そして二連休に入る。今日やっておかなくてはならない仕事を伸ばすとよろしくない事態になる。台風などに負けてはいられない。あるいはこのプレッシャーが台風よりも強いのかもしれない。
元台風がもたらす気温と湿度が通勤電車を取り囲んでいる。今回の台風は関東には大きな影響はなかったようだ。ただこの異常な暑さを考えると今後どのような気象現象が現れるのか考えておかねばなるまい。
台風の上陸数だけに注目すると減っているのかもしれない。しかし、大きな被害をもたらすものや、発生場所が日本に近かったり、不規則な進路だったりするのは印象的だ。おそらく複雑な要因があるのだと推測する。
私の体調もこのところ芳しくない。病という範疇には入らないが、疲労感と睡眠不足の印象がついて回っている。天候にまだ適応できていない。
しかしいつまでも天気のせいにはできない。これは生活習慣や体質改善のいい機会と考えることにしよう。