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帰省できないために

 盆休みは都心部にとっては閑散期になることが多いのだが今年は様子が異なる。外出を自粛する人や猛暑の関係で抑制的ではあるものの例年のこの時期と比べるならば明らかに人が多い。恐らく帰省を控える人が多いのだろう。

 不謹慎かもしれないが東京ではコロナ対策をしていると言いながら、結構自由なところも多い。マスク着用、消毒液設置は普通になされているが、それが効果があるのかどうかの検証はされていない。また、感染者の隔離というのも本人の自主性にかなり任されている。最近は連日数百人の感染者が加算されているが、その割には周辺に感染した人はいない。密なる状態の定義もあいまいであり、これを日本式というならばかなり緩い。

 東京およびその周辺は多くの人を抱えたまま盆を迎えている。恐らく郷里で待つ親たちには実に残念な夏だろう。いやゆっくりできていいのかもしれないが。

雪の日なので家にいて

 東京はこの時期には見合わない積雪があります。昨日との気温差が20度近くある激変で、私の住む東京の郊外でも数センチの積雪になっています。おそらくすぐに溶けてしまう淡い雪ですが、外出自粛を要請された週末にはある意味ふさわしい足止めの雪です。

 東京は積雪を想定した町づくりをしていないため、わずかな積雪でも都市機能に大きな影響があります。富山にしばらく住んでいた私にとっては、この程度の雪がもたらす影響の大きさに戸惑うこともあります。けが人や場合によっては死者も出てしまう数センチの雪は、雪になれていないが故の悲劇です。

 しかし、今回に関してはコロナウイルス感染予防のために外出する人は少なく、おそらくその意味での被害者は減るのではないでしょうか。感染予防のために密集空間を避けてほしいというのが国や自治体からの通達です。その意味ではこの雪は出かけないための抑止にはなります。

 ただ、逆にすでに感染者が出ているご家庭や病院にとっては不安を募らせる雪になるやもしれません。春の雪なのですぐ溶けるはずです。今は治癒のために休息をしっかりと取っていただきたい。そう願うばかりです。

封鎖できません

 かつて流行した映画のセリフに「封鎖できません」というのがありました。犯罪捜査のために東京のある地区を封鎖しようとした警察官がもらすため息のような台詞です。その冗談のような響きがいまは深刻な悩みとして捉えられています。

 都知事が週末の不要不急の外出は控えるようにという要請を発表しました。何をもって不要不急と断じるかは個人の判断に任されているようです。この発表にどれくらいの効力があるのかは分かりません。

 別の記事でも書きましたように東京はコロナウイルスの世界的蔓延のニュースが連日伝えられる中でも停止状態にはありません。朝夕のラッシュアワーは消滅することなく、郊外の商店街には多くの人たちが集まっています。劇場や映画館、スポーツやエンターテインメント施設は閉鎖されています。閉鎖したまま春休みを迎えた生徒諸君も町に溢れています。

 小池都知事の見解はこうした警戒疲れ、危機管理の判断停止に一定の注意力を喚起する意味はありそうです。逆に言うとそれ以上の効果は期待できない。東京は封鎖できません。

東京はこれから

 コロナウイルスの影響がなぜ日本で少ないのかというのが話題になっています。潜在的保菌者数は多いのかもしれませんが、死者は少ないのは事実です。学校閉鎖やテレワークの呼び掛けはある程度奏功しているかもしれませんが、どうもそれだけはない。

 東京の街は実は人で溢れています。マスクをする人は多いですがマスクの在庫がすでになく入手困難です。手づくりと思われる柄入りのかえっておしゃれなマスクをする人もいますがそれも限られます。そもそもマスクの防疫効果に期待できないことは多くの国民は知らされており気休め程度です。なぜ人混みの東京で感染爆発は起きないのか。

 握手、ハグなどの身体接触が少ない文化のせいだという人、花粉症に弱い身体性からマスクをつけることに抵抗がないこと、手洗いなどの習慣が子供のころから身についていることなどを指摘する人もいますが、それらも決定的な要因とはいえない。原因は分かりません。

 これから感染爆発が起きる可能性は十分にあります。悲しいことですが犠牲者も出続けるはずです。ただ、東京は簡単に封鎖はできない。おそらくは少しずつ感染してゆき、免疫を集団として持っていくという流れになるのではないでしょうか。

 文化的にも外来の要素をうまく取り込むことに長けた東京ですが、それが身体面にも応用できるのかは未知というしかありません。

南町田改装

改装の進む南町田駅

 東急田園都市線の南町田駅の改装が進んでいます。11月にオープンする近接のグランベリーパークという大型商業施設のために駅も変わることになりました。南北を分断していた鉄道に自由通路を渡してその中央に改札を造り、エスカレーターを設置しました。既存のエレベーターはそのまま使います。

 駅の北側はグランベリーパークの施設に直結しており、すでにいくつかの店舗の看板がかかり始めています。230を超えるテナントが入ると聞いていますが、果たしてうまくいくのか。注目しておきたいところです。

駅名は長くなります

 南町田グランベリーパーク駅と改称されて10月1日からは常時急行が停車します。ちなみに長津田、中央林間の各駅が準急停車駅になります。この辺りはいまだに人口増加地域ですから利用者には利便性が高まります。駅名が長くなることに関しては高輪ゲートウェイほどの反対意見は聞いていません。グランベリーパークという施設が実際に隣接していることや、住民以外はグランベリーパークを目的としてこの駅を使うことになるからでしょう。ただ、将来的には「南町田」か「グランベリーパーク」かその略称で通称されることになる気がします。

 https://gbp.minamimachida-grandberrypark.com/

英語のアナウンス

 東京の私鉄やJRの車内アナウンスに英語を混ぜることが多くなりました。予め録音したものではなく、車掌が肉声でアナウンスするようになったのです。

 東京オリンピック効果の一つなのでしょう。話しているのは定型に乗っ取ったものだけですが、それでも大きな前進です。国際観光都市を目指すといいながら外国人には難しい言葉の障壁を抱えたままの現実が変わりつつあります。中国語や韓国語もそれができると利益が上がると知りわたるならば、学習者は増えます。

 車掌が英語を使うようになれば若い世代の学習上のハードルは一気に下がることになるでしょう。一時期のことに終わらないことを期待したいと思います。

バラの季節

町田市 野津田公園内のバラ園

 東京は今、バラの季節です。あちらこちらにバラを見せてくれる庭があるのですが、今日は町田市野津田町にある野津田公園内にあるバラ園を観てきました。かなり多くの種類のバラがあります。入場無料でここまで見られるのは驚きです。

 バラは世界各地で栽培され様々な品種があるようです。品種名もさまざまで中には有名人の名前を付けたものもありました。実はかなり手がかかる植物なのだそうですが、見事な花を咲かせていました。