学習するときの時間の使い方は区別すべきだ。目的が学ぶ過程にあるのか結果にあるのかをまず峻別しよう。
一生懸命やれば結果が出るとは私たちが根拠なく信じてきたことだ。恐らくそれは間違っていない。ただこれには条件があって、制限時間が短く設定されていないことだ。長く根気強く続けていればてきるようになることがある。趣味のことやライフワークといったものはこれに属する。長く細くいつまでも続ける学習法が適している。
対して時間制限があるもの、期限が限られているものは時間の使い方が異なる。結果を求められる場合、極論を言えば正解さえ分かればいいのだ。できるだけ効率的になおかつ再現性が高い方法が見つかればなおいい。こうした種の学習は学校で教えることの大半が含まれる。本当はそれではいけないと思うが現実がそうなのだ。
結果が求められるものの学習方法は時間の割り切りが必要だ。普段からある程度の制限時間を設けその中で学ぶことが必要なのだろう。教員の役割はそれを個々人の理解度に応じて調節し提案することだろう。
私自身もこの二つの時間の使い方を意識する必要を感じでいる。だが、しばしばこれを取り違える。