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太陽の力

 ソーラー電波時計の一つが止まってしまっていた。もう一つのソーラー時計に浮気をしている間に電力を消費してしまったらしい。私の本当の書斎(ということにしている部屋)は北向きで極めて日当たりがよくない。だから陽光にあたることなく電池が消耗してしまったのだ。

 もうだめかとも思ったがしばらく日に当てること数日、無事に復帰した。しかも電波を受信して秒単位でのほぼ正確な時計に復活したのである。太陽の力は偉大だ。また、安物時計などと侮ってはならなかった。再び私の仕事用の時計として使うことにしよう。冬場になるとコートを着る関係で腕時計がその下に隠れてしまい。腕時計が自然露光する機会が減る。だから、意識的に太陽にさらすようにしなければならないのだ。

 この種の時計は私が何よりも愛用するものである。自動巻きももちろん魅力的だが、陽光だけで動き続ける仕組みは魅力的ではないか。

アナログスマートウォッチ

 私が使っているスマートウオッチはAppleでもGoogleでもない。CITIZEN時計なのだ。しかも充電の必要がないソーラー式だ。Eco-Drive Riiverという変な名前だ。

 この時計はいわゆるスマートウォッチの部類に入るが、アップルウォッチのように多機能ではない。できるのはスマートフォンと連携して秒単位の時計合わせや、位置情報の記録、万歩計、さらには自分で作ったプログラムを3種登録できる。

 2019年ごろに発売され、当時は話題になったが今はほとんど顧みられない。それはスマートという割にはできることが限られているからだ。今のスマートウォッチがほぼカバーしているバイタル情報の記録や、決済機能などはない。メール着信をリアルタイムで知らせる機能もない。その意味ではあまりスマートではない。

 ただ、すべての情報を3つの針と補助針の4つで済ませようとするアナログ感や短針と言いながら、長針と同じ長さであるという不思議さや、機能ボタンを押すと一斉に4つの針が動き出す機械としての動きなどが面白い。おそらく多くの人には使いにくさしか感じられないだろう。私のようなアナログ人間にはこの一生懸命針が動く姿が面白く愛おしく感じるのだ。

 何よりもいいのはエコドライブで充電が要らないことだろう。これはかなり助かる。一方でスマートフォンと連携するとBluetoothで常時接続することになり、スマホの方で結構電池消耗がある。といっても私のスマホの場合は一日一回の充電で乗り切れる。もともと毎日、充電しているので特に困ってはいない。

 このスマートウォッチの設計がいかにも日本的なのが気に入っている。一生懸命デジタルの技術を追求しましたが、結局表現はアナログですという中途半端さも魅力だ。まだ売っているのだろうか。私はお勧めしたい。ただし機械好きの人でないと喜ばないかもしれない。

ベルト交換

 最近覚えたことに腕時計のベルトを交換する方法があります。難易度があるのですが、交換可能なベルトが意外に多いことが分かりました。

 多くの時計はバネ棒というバネが内蔵されている心棒を用具を使って外すことでベルトが取れるようになっています。革ベルトなどはほとんどがこれだけで留まっているので要領を覚えたなら誰でもすぐに付け替えができます。

 メタルベルトは少し堅いものの要領は同じで器具さえあれば自分でもできるものがあります。ベルトが壊れて使えなくなっている時計を復活させることができるのは嬉しいことです。

 実はやってみればできるということは他にもありそうです。ものによっては自分でやった方がいいものがある。それを発見する楽しみが増えました。